人材派遣サービスを利用して働くメリットデメリット

派遣について

人材派遣サービスの需要が年々増加しています。日本を代表する大企業が、大規模なリストラを敢行するなど、昭和の時代には考えられなかったことが、日常的に、当たり前に起こってしまっているのです。そういった時代背景もあり、私たちは、これまでのような働き方ではなく、より柔軟に、より自分らしく働ける場所を探すようになっていますし、自由に働くことのできる場所が増えてきています。その一つが、派遣スタッフとして働くという事です。

人材派遣として働くメリット

人材派遣会社に登録し働く最大の魅力は、やはり収入が安定しやすいということだと思います。コロナ不況で正社員雇用を渋っている企業が多く、正社員になりたくてもなれない方も、派遣スタッフとしてでしたら、雇用している企業も多いのです。そういった会社で実績を積み重ねることができれば、就職活動にも経歴としてアピールすることができますので、正社員になる確率を大幅にアップさせることができます。

また、正社員を目指している方でなくても、しっかりとメリットがあります。例えば、子育て中の方などは、子育てと仕事を両立することができる就職先を探していると思います。しかし、正社員になると残業や休日出勤などもしなければいけなくなるのですが、派遣スタッフとして働いている場合には、出勤日数や労働時間などから選ぶことができます。週四日出勤や、一日六時間労働、残業や休日出勤の無い仕事など、労働者の希望に合わせた働き先を選ぶことができます。

人材派遣として働くデメリット

派遣スタッフとして働く際に注意して欲しいのが、正社員として働く場合と比べて雇用形態が不安定であるという事です。働きやすい半面、長期的な就業が保証されにくいといった特徴があります。そのため、一社で働き続けてキャリアを形成することが難しくなっているのです。

また、登録している人材派遣サービス会社によって、労働条件や労働環境が大きく変わるということもあります。会社によって、得手不得手がありますので自分の求めている業種に適していない会社を選んでしまうと、思ったような働き方ができない可能性があります。これらは、派遣スタッフとして働くデメリットだと言えると思いますが、デメリットがあっても、それを上回る魅力があるため、多くの方が利用しているのだと思います。

企業側にもメリットが

実は、派遣として働くことは、企業側にも得する部分が沢山あります。日本国内では、慢性的な人手不足の状況が続いているのですが、直接雇用することが難しいような場合でも、派遣スタッフを雇う事によって、人手不足を解消することができます。また、離職率の高い業種の場合には、新入社員をイチから育てたとしても、辞めてしまうケースが多いため、時間もコストもよけいにかかることになります。しかし、派遣サービスを利用することによって、最初から知識や技術を持った人材を確保することができますので、余計なコストがかからなくなります。

また、コロナ不況と呼ばれている現在は、景気が非常に不安定になっている状況です。そのため、業務の拡大や縮小などのタイミングを読みにくい状況にあるのですが、派遣サービスを利用すれば、必要な時に、必要なだけ人材を確保することができます。